今日は、表題の
スマートコミュニティーJapan2015見本市を見学しました。
新電力ビジネス展の第1回目と言う事もあり、期待したものの
こちらの出展者数が非常に少なく、肩透かしの結果になりました。
とりあえずスマートコミュニティーやスマートエネルギーに関連した分野を寄せ集めてみましたと言った、
ややまとまりに欠けるものでした。
この
水素カー・MIRAIも、今となっては新規性に乏しくなり、
購入費の半分を国民の血税(補助金)で賄っている実情を思うと複雑な気がしました。
植物工場のデモです。
水栽培のサラダ菜を特殊光LEDで促成栽培するものです。
この特殊光LEDの電気代が馬鹿にならず、なるほど天候に左右されないメリットがあるものの、
太陽光と土で育てたものに比べると味が劣り、何らかの形で菌や害虫が混入したら全滅する危険もあります。
これも
太陽光発電やMIRAIと同様補助金ありきの
危ういところがあります。
NAS電池の説明を受けました。
これは
ナトリウムと硫黄を封入し、両者をセラミックのカプセルカバーで隔ててナトリウムイオンのみを流通させ大容量の放電・充電を行うものです。
最大の問題点は、
高速増殖炉・もんじゅと同様、
常にナトリウムを液化させなければならない(約300度)事で、これが効率を妨げています。
また、
ナトリウムは水と触れると大爆発するので、万一の火災時には消火が困難です。
メーカーは
これをコンテナ状にして売り込みを計る様ですが、上記を鑑みるに危惧するものがあります。
きりん草を黄色い花が咲かない様品種改良したもので
街やビルなどの緑化を促進するブースです。
問題なのは
これもコストが掛かり過ぎる(植栽に6万円/平米)事で、
これを導入したある企業がその掛かり過ぎるコスト(年間600万円も掛かっていたそうです)を何とか回収せんとして、無断で栽培して転売し、種苗法違反で摘発されたとの事です。
つまりは
種苗法に違反するなと言っていましたが、私としては
かようなお金だけ掛かって法律を盾にする様なややこしいものより、もっと安価でリーズナブルな方法を選択したく思いました。
今回は2月の展示会とは異なり、
スマートコミュニティやスマートエネルギーの知名度に頼っただけの安易さと残り滓感が鼻につきました。
また、
IoTやロボットなどを考えなく混ぜたため結果として総花的で見るべきものが無い代物になってしまいました。
また、事前に開催案内が
送られてきていなかったため、
セミナーが聴けなかったことも付記しておきます。
こうした展示会のプロデュースや運営はリード・エグゼビジョンが断然上手いと思いました。
来週は
このリードが主催する設計製造ソリューション展や機械要素技術展等(日本ものづくりワールド)なので、こちらは期待できると思います。
今回、唯一心を和ませた
ハッピーWAON君ですw。